同女三世代・母娘・
姉妹インタビュー

2026 2026

 

双子の同女生がともに学び、育んだ「自ら考える力」。

2026年 卒業

花田 歩美さん

現代社会学部 社会システム学科

2026年 卒業

花田 佳乃さん

現代社会学部 社会システム学科

双子で同志社女子大学へ進学し、学部・学科、ゼミまで4年間をともに過ごした花田歩美さん・佳乃さん。
キャンパスでの日々や卒業研究、そして社会人として歩み始めた今だからこそ感じる同志社女子大学の魅力について、お二人に語っていただきました。

(写真左から 佳乃さん、歩美さん)

Ⅰ.同志社女子大学への進学の動機やきっかけをお聞かせください。

花田 歩美さん(以下、「歩美さん」):いくつかの大学のオープンキャンパスに参加する中で、同志社女子大学の京田辺キャンパスを訪れた時に、学生のみなさんの穏やかで温かな雰囲気や、美しいステンドグラスのあるチャペルなどに心を奪われました。その場で、「絶対にここで学び、キラキラとした学生生活を送りたい」との思いが固まったのを覚えています。二人そろっての合格をめざして努力を重ね、あこがれの同女生になれた時には感激で胸がいっぱいになりました。

花田 佳乃さん(以下、「佳乃さん」):高校はあえて別の学校へ進学しましたが、「大学では一緒に学び、思いを共有したい」と考えていました。オープンキャンパスで同志社女子大学が第一志望となり、当時は二人とも学びの方向性を模索中だったため、社会課題について幅広く学び、興味あるテーマを見つけられる社会システム学科にも魅力を感じました。ずっと励まし合いながら受験勉強に取り組んでいたため、合格通知が届いた時には、思わず抱き合って喜んだことを今でも覚えています。

Ⅱ.学生時代について印象に残っている思い出は何でしょうか?

社会問題と向き合い、それぞれの問いを卒業論文に。

歩美さん:子どもの人権・福祉がテーマの倉持史朗教授のゼミで学び、卒業論文では「SNSと美容整形の関係」を研究しました。倉持先生には1年生からお世話になり、苦戦していた論文の書き方を一から指導いただきました。卒業論文では「しっかり書けるようになったね」との言葉をいただき感激しました。リトリートセンターでの卒論合宿は、ゼミ生全員で論文のまとめに励み、食事の時にはみんなで盛り上がるなど、より仲が深まる思い出深い経験となりました。

佳乃さん:二人とも興味ある分野が重なり、同じ倉持先生のゼミを選びました。私が卒業論文で取り上げたテーマは、「若年女性によるパパ活」。なぜこのような行動に走るのかに興味を持ったことがきっかけですが、自分が経験したことのない問題であることに加え、参考資料なども少なく、調査を進めるのは容易ではありませんでした。それでも、社会的背景や当事者の心理を考察する中で、一つの社会問題を多角的に捉える視点が養われたと感じています。

キャンパスの四季折々の風景と心に残るひととき。

佳乃さん:私の心に残っているのは、京田辺キャンパスのチャペルやクリスマスの風景です。チャペルでは、よく音楽学科の学生によるミニコンサートを聴きながら、ゆったりとした豊かなひとときを過ごしました。日々の礼拝やクリスマスツリーの点灯式、宗教部主催のクリスマス・リースづくりでは、キリスト教主義の大学として受け継がれてきた伝統を身近に感じることができました。こうした穏やかな時間も、かけがえのない記憶として心に刻まれています。

歩美さん:京田辺キャンパスに続く階段からの景色が大好きでした。春は桜、夏は万緑、秋は紅葉と、季節ごとの美しい風景に心が満たされ、前向きな気持ちで教室に向かうことができました。授業の合間には、ラーニング・コモンズで映画を借りて観たり、友人とおしゃべりをして過ごしたり、時には毛布にくるまってひと休みすることも。カフェテリアの週替わりのパフェも毎回楽しみにしていました。何気ない日常の一つひとつが大切な思い出になっています。


Ⅲ.卒業後に感じる、同志社女子大学の魅力とは何でしょうか?

佳乃さん:同志社女子大学での学生生活は、性別による役割などにとらわれることなく、自分らしくのびのびと過ごせた貴重な4年間でした。少人数の授業を通して、友人との交流が深まり、先生にもさまざまな質問や相談がしやすかったことも大きな支えとなりました。同時に、社会課題に高い問題意識を持つ学科やゼミの仲間から刺激を受けながら成長でき、「女性も社会で活躍できる」という自信につながりました。現在の職場も女性が多く、学生時代に培った主体性や協力し合う姿勢を発揮できていると感じます。これからも同女での経験を土台に、主体的に生きる道を選び取り、社会に貢献することをめざして歩んでいきたいです。

歩美さん:卒業後は、ゼミの先輩の紹介をきっかけに、佳乃とともに生命保険会社に入社しました。現在は二人とも営業職として、多くの人の人生に寄り添い、支える仕事にやりがいをもって取り組んでいます。同女では、男性に頼るという発想がなく、何事も自分たちで考え、協力しながら進めていく姿勢が自然と身につきました。また、ゼミや女性学関連の多くの授業を通して、女性の生き方や働き方について考える中で、「自己を確立し、自分自身の人生を築いていける強い女性になろう」との思いが高まりました。現在の職場でも、積極的に行動し、周囲の人と協働するなど、学生時代に培った自立心と行動力が発揮できていると感じています。

同志社女子大学創立150周年にあたって

自分らしく学び、成長できる環境を守り続けてほしい。

歩美さん:女性の社会進出が広がる現在も、働き方やキャリア形成など女性を取り巻く課題は多く残されています。多様なジェンダー課題を学び、考える女性学の教育は、これからの時代にも必要であり、女子大に期待される分野だと思います。同志社女子大学にはこうした科目が充実していますし、私自身も「女性起業家論」などの授業を通して、自分の可能性を前向きに考えられるようになりました。これからも女性が自分らしく学び、成長できる環境を守り続けてほしいと願っています。

次の時代にも、同志社女子大学だからできる女子教育を。

佳乃さん:女子大の統廃合や共学化が進む中でも、150年にわたり、常に時代に先がけ、女子教育を大切にしてきた同志社女子大学の存在意義が変わることはないと思います。女性の役割の固定観念にとらわれず、自ら考え、挑戦する力を育める環境や、一人ひとりに寄り添ったキャリア支援は、同女ならではの魅力です。私自身も、今後、結婚や出産、子育てなどと仕事を両立させ、家庭もキャリアも大切にしながら、自分らしい人生を歩んでいきたいと思っています。