安森 量子さん

KDA_Kazuko Design Atrium主宰/インテリアコーディネーター

安森 量子さん

短期大学部 日本語日本文学科

1989年卒業

Profile

千葉県出身。短期大学部日本語日本文学科卒業後、IT企業などで人材開発に従事。
育児や家業の傍ら、住まいや心身の健康に関心を深め、2011年にインテリア関連の資格を取得。
2019年「KDA_Kazuko Design Atrium」開設。現在は住宅や家具の企画開発に携わる。

創立150周年に寄せて

同志社女子大学創立150周年、心よりお祝い申し上げます。
この節目の年にあたり、150年の歩みに関わらせていただいたこと、そして学生時代を振り返る機会をいただけたことに、心より感謝しています。
歴史と文化が息づく京都の地で、関西を中心に多方面から集まった同級生や恩師と過ごした日々、日本文学や古典に親しんだ時間は、
ものの見方や興味の幅を広げてくれる原点となっています。
特に、在学中に経験したイギリスでのフィールドワークでは、英語に苦戦しながらも、異文化の美意識や価値観に触れ、日本と異なる魅力やグローバルな視点に気づく機会を得ました。
その体験は、今もなお、「暮らしに寄り添う空間づくり」や「感性を大切にする」私の姿勢を静かに支えてくれているように感じています。
かつて大学通信誌「Vine」でご紹介いただいたご縁から、このような寄稿の機会をいただき、改めて大変光栄に思います。
この場をお借りして、在学生の皆さんにはご自身の学びや経験を信じ、それぞれの道を力強く歩んでいかれますようエールをお送りします。
これからも母校の未来が、多くの人の心を優しく照らし続けていきますように。